SCミルロング

大流量循環式ビーズミル

ビーズ径:0.2~2.0mm

湿式粉砕・分散

  • ダブル
    ロータ
  • ビーズ
  • 循環
    タイプ

ダブルロータのSCミルロングは、
省エネルギな粉砕と大量処理を可能にしたビーズミル

SCミルは高速回転型ビーズミルのため、低速回転でエネルギ効率が良いようなスラリでは性能を十分に発揮できませんでした。そこで、低速回転でも性能を発揮できるように改善されたのが、SCミルロングです。特殊な形状の粉砕ロータをダブルで設置することによって、低速回転でもビーズの動きを均一にし、高効率で粉砕を行います。更にSCミルと同周速で運転すれば、今までと同じ設置スペースで能力を2倍に引き出すことができます。

SC220L型

主な特長 FEATURE

  • 500kgのφ0.5mmを利用して大量循環することは非常に難しいですが、当社の技術で可能にします。

  • スラリに適した適切な回転速度と特殊なロータ形状でビーズに最適なエネルギーを与えます。無駄なエネルギを減らして、高効率で粉砕・分散を行えます。

  • 最適な回転速度、特殊なロータとスクリーンを使って、コンタミの原因になる摩耗を最小限に留めます。

  • 大気中で発火や劣化が起こる素材でも不活性ガスを使用したクローズドシステムで対応可能です。

その他の特長

  • 低速運転
  • ソフト分散
  • 豊富なロータ形状
  • スケールアップが容易
  • 特殊素材に対応
  • 分解・洗浄が容易

素材例 MATERIAL EXAMPLE

  • 電子部品

    アルミナ、チタン酸バリウム、ITO、PZT、シリコン、カーボンナノチューブ、フェライト、シリカ

  • インク・塗料

    レジストインキ、顔料、塗料、グラビアインキ、オフセットインキ

  • その他

    銀、銅、電池材料、酸化物、二酸化チタン、炭酸カルシウム、ガラス、炭素材、触媒材料

処理例 PROCESSING EXAMPLE

  • 重質炭酸カルシウムの粉砕

    重質炭酸カルシウムの粉砕をSCミルとSCミルロングで比較したデータです。回転速度を合わせて目標粒子径までに使用したエネルギで比較しています。SCミルロングはSCミルに比べ、動力原単位が10%程度良くなっています。今回の結果ではSCミルロングに良い結果が得られましたが、SCミルのほうが適している場合もありますので、お問い合わせください。

  • 軟質金属の扁平化

    金属の扁平化は非常にデリケートな処理です。ビーズの偏りがあると、強いエネルギが一部に集中してしまい、扁平化の途中で千切れてしまいます。SCミルと同様SCミルロングはビーズの偏りが発生しづらいのでSCミルと同等の扁平化処理が可能です。

  • 無機物の分散処理

    無機物の分散処理でロータの材質を変えて運転したところ、ウレタンロータでは再凝集が発生しました。同条件で行っても、材質によって材料に与える影響は変わります。
    このようなシビアな材料でも当社の豊富な処理実績より、材料に合わせた処理条件をご提案します。

  • その他の処理例

    処理物原料粒径(μm)到達粒径(μm)処理能力(kg/hr)型式
    電池材料(正極材)3.20.2100SC220L
    電池材10SC320L
    触媒50.220SC220L
    軽質炭酸カルシウム1.20.61300SC650L
    アルミナ2.50.15320SC450L
    シリカ120.8200SC450L
    無機酸化物411300SC450L
    感熱塗料170.6200SC320L
    アルミナ203200SC220L

生産能力 PRODUCTION CAPACITY

  • 実験、小規模用

    • SC100L

    少量サンプル作りに対応
    SC100L型より スケールアップの基礎データをとることができます

  • 中規模生産用

    • SC150L
    • SC220L

    中規模生産に対応
    SC650L型へのスケールアップはSC220L型で行います。

  • 大規模生産用

    • SC320L
    • SC450L
    • SC650L

    大規模生産に対応
    SC320L型からSC650L型まで生産量に合わせてご提案できます。

  • 処理量の目安

    左の図はSC100L型で素材10kgを1時間で処理できた場合の、スケールアップの処理量の目安です。 SC650L型はSC100L型の140倍の処理能力があるため、生産時に設置台数やスペースの削減が可能です。 また、当社ではSC220L型の実験結果からSC650L型へのスケールアップ実績が多数あるため、少ない材料で大型機の展開を安心して行うことができます。

構造 STRUCTURE

  • SCミルの良さを引き継ぎ、ダブルロータに

    粉砕部はSCミルと同じ円筒型で、軸芯からスラリーを供給し放射状に流れる構造になります。ビーズを撹拌するロータを2つ取り付け、その外周にビーズセパレータを設置した当社だけの構造です。ロータを回転させると遠心力が発生し、ビーズは外周のセパレータ部に層状に分布すると同時に、ロータの回転力に引きずられて回転運動も行うため、強力なせん断力が発生し、粉砕、分散が行われます。SCミルロング用の特殊なダブルロータの効果で、低速回転でもビーズを効率よく動かすことが可能になっています。

  • 耐摩耗スクリーンユニット

    SCミルロングの耐摩耗スクリーンユニットは、スクリーンの取り付け面積を必要最小限にし、ビーズの力が掛からない箇所に配置しています。その結果、摩耗性の高いスラリーではSCミルに比べ、外周部の摩耗を1/10程度まで摩耗を減らすことが可能になりました。
    詳しくはお問合せください。

  • 大流量循環システム

    SCミルロングは循環運転方式です。材料をホールディングタンクに仕込み、ポンプによってSCミルの粉砕室へ送られます。粉砕分散された材料はスクリーンによってビーズと分離されミル出口より再びホールディングタンクへと戻ります。
    循環運転方式は仕込量と処理時間を管理すれば、無人運転が可能です。しかし、処理時間が短い場合、粉砕室を通らない粒子が残る可能性が高くなります。それを防ぐために、循環流量を増やし、循環回数を多くすることが重要です。SCミルロングはビーズの偏りが発生し難い構造となっており、大流量循環を可能にしてます。

  • SCミルとSCミルロングのエネルギ効率比較

    SCミルとSCミルロングで行った粉砕・分散テストの動力原単位を比較しました。運転条件は同周速、同ビーズ充填率とし、動力原単位は材料毎に設定された目標粒子径到達時で計算しています。
    有機顔料(1)では一般的な横型ミルよりもL/Dが小さいSCミルロングでもビーズの偏りが発生したと考えられ、動力原単位は悪くなりました。また、有機顔料(2)についてはSCミルでは目標粒子径まで分散は可能でしたが、SCミルロングは途中粒子径変化がなくなり目標粒子径まで分散は不可能でした。
    処理物によってはL/Dの小さいSCミルが高効率に処理できます。これは処理物、濃度、粘性および運転条件などによってL/Dが大きいとビーズが偏りやすくなるためと考えられます。

ラインナップ LINEUP

  • 型式粉砕タンク 実容量
    [L]
    標準ビーズ量
    [L]
    モータ出力
    [kW]
    回転速度
    [min-1]
    H・T容量
    [L]
    質量
    [kg]
    SC100L0.650.47-0.523.72,6405160
    SC150L2.51.8-2.05.51,94010-50400
    SC220L6.64.8-5.315-221,27050-200860
    SC320L19.614.1-15.737-45875100-5001,500
    SC450L53.538.5-42.855-75620200-1,5002,600
    SC650L166119.5-132.8315414600-4,50015,000
    ※H・T:ホールディングタンク

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