セントリカッター

ダブル冷却機構搭載ディスクミル

乾式粉砕

  • ディスク
    タイプ
  • メディア
    レス
  • 大量処理

今までの乾式粉砕の常識を超えた
ダブル冷却機構で樹脂の大量粉砕、食品の風味維持

回転刃と固定刃の両方を冷却出来るダブル冷却機構を搭載したディスクミルです。ダブル冷却機構の冷却と10種類以上の刃の組合せにより、今まで不可能であった樹脂の大量粉砕(従来機に比べ、約3倍の粉砕能力)や風味を維持した食品の微粒化が可能になります。しかも、冷却して粉砕できるので、品質の劣化を抑えて処理することが可能です。

UCM300型

主な特長 FEATURE

  • 回転刃と固定刃を-10℃の冷却水で冷やして粉砕するので、粉砕時に発生する熱の影響を抑えます。
    (特許番号:6694839)

  • 付着防止構造を使うと、油分が多い食品でも連続運転が可能です。
    (特許番号:6622742)

  • 刃の種類は内刃、外刃合わせて10種類以上あります。組合せによって、あらゆる材料を必要な大きさまで粉砕します。

  • アレルゲン物質などのクロスコンタミを防止するため、軸部まで簡単に分解できる構造をオプションで用意しています。

その他の特長

  • コンパクト設計
  • 高排風能力
  • 付着防止コーティング
  • DLCコーティング
  • 刃の交換は簡単
  • 刃の再研磨

素材例 MATERIAL EXAMPLE

  • 樹脂

    PP(モノ、ブロック)、PE、PS、EVA、PPS、PMMA、SBS、PTFE、ポリエステル

  • 食品

    珈琲豆、白米、玄米、香辛料、黒胡椒、白胡椒、コリアンダ、ハーブ、米ぬか、唐辛子、大豆、胡麻(脱脂品)、鰹節、甜茶、アーモンド、パスタくず、麬

  • その他

    難燃剤、NBR、ワックス、木材

処理例 PROCESSING EXAMPLE

  • 黒胡椒の香気成分維持

    ピンミルの粉砕品は包装保管して14日経過後、若干の香気しか残存していません。一方、セントリカッター粉砕品は、14日後も比較的強い香気が残存しています。セントリカッターで粉砕した黒胡椒は香気成分を強く保ったまま維持することができます。

  • ポリプロピレンの大量処理

    セントリカッターを使うと冷却機構が無い従来機に比べ、3倍以上に処理能力を増やすことができます。また、凍結粉砕していた樹脂も粉砕出来る場合があります。

  • 珈琲豆の微粒化

    セントリカッターは、珈琲豆を微粒子に粉砕することが可能です。上図は平均:23μmまで粉砕した結果です。レギュラーコーヒーサイズ(800μm前後)であれば、UCM300型で1500~2000kg/hrで粉砕することができます。また、シルバースキンを細かく粉砕できるので、シルバースキンの除去工程を無くすこともできます。

  • その他の処理例-食品

    原料名粉砕粒子径:d50(μm)処理能力(kg/hr)型式
    香辛料150200UCM300
    黒胡椒160~62050UCM150
    白胡椒16550UCM150
    唐辛子33850UCM150
    ハーブ40150UCM300
    珈琲豆2325UCM150
    珈琲豆8001500UCM300
    30~12050UCM150
    鰹節60~20050UCM150
    ザラメ5050UCM150
    干し椎茸9550UCM150
    生大豆19550UCM150
    パスタくず21550UCM150
    碾茶2625UCM150
    米ぬか120~14050UCM300
  • その他の処理例-樹脂

    原料名原料粒径粉砕粒径:d50(μm)処理能力(kg/hr)型式
    PP3mmペレット470300UCM300
    PE3mmペレット20080UCM300
    PS3~4mmペレット35080UCM300
    PS3~4mmペレット24660UCM300
    ABS3mmペレット30013UCM300
    PPS3mmペレット11120UCM300
    PA123mmペレット400200UCM300
    TPU3~5mmペレット25050UCM300
    AS3~5mmペレット600~7001100UCM300

生産能力 PRODUCTION CAPACITY

  • 実験、少量生産用

    • UCM150

    実験、少量生産に最適です。
    25~100kg/hrで粉砕することができます。

  • 生産用

    • UCM300

    生産用に最適で、隙間も0.15mmで調整できます。20~50μm微粒化対応できる最大型式になります。50~300kg/hrで粉砕できます。

  • 大量生産用

    • UCM450

    樹脂の大量生産用で使われてます。500μm前後の粉砕で500~1000kg/hrの生産量をだすことができます。

  • 処理量の目安

    左の図はUCM150型で素材80kgを1時間で処理できた場合の、スケールアップの処理量の目安です。 UCM450型はUCM150型の6倍の処理能力があるため、生産時に設置台数やスペースの削減が可能です。 また、微粒化用途では刃の隙間を最小:0.15~0.2mmにするため、UCM300までの対応となります。

構造 STRUCTURE

  • 世界で初めて、ダブル冷却構造を採用
    【特許番号:6694839】

    回転刃と固定刃の両方を冷却水で冷やすダブル冷却機構を搭載したセントリカッターは、素材に熱の影響を与えずに粉砕出来る、ディスクタイプ粉砕機になります。
    また、粉砕刃の最高回転速度は100m/s、刃と刃の隙間は最小:0.15mmまですることが可能なので食品なら数十μm、樹脂であれば百数十μmに微粒化することが可能になります。

  • 粉砕刃の温度

    右の写真は樹脂粉砕後の、粉砕刃の表面温度を熱画像カメラで撮影した画像です。表面温度は10℃になっており、負荷が高い樹脂の粉砕でも、刃の表面温度を低く保つことが可能です。また、珈琲豆や香辛料の粉砕では、冷却水の温度と刃の表面温度は運転後でも、ほぼ変わりません。しかも、-10℃の冷却水で冷やした場合は、粉砕後の素材の温度は、粉砕前よりも冷えて出てくることもあります。この効果により、樹脂の大量粉砕や食品の風味を維持できます。

  • 高油分食品の付着対策
    【特許番号:6622742】

    香辛料など高油分の食品を粉砕すると油分が染み出て、ケーシングの内側に付着してしまいます。これはピンミルなどでも発生する現象で、定期的な開放整備を必要とします。セントリカッターは、特許取得済みの付着防止構造を備えているため、油分が多い食品でも安定的に連続運転が可能です。左の写真は香辛料を粉砕したときの比較になります。付着対策部品が無いと、10分でケーシングに油が出た素材が固着してしまいます。付着対策を行うと、60分運転しても、固い付着がほぼ付かないことが分かります。油分が多い食品の粉砕に是非、セントリカッターをお試しください。

  • 蕎麦の粉砕

    セントリカッターでは蕎麦を風味を維持したまま大量粉砕できます。蕎麦の粉砕の場合は、サイクロン、バクフィルタ、ブロワーなどを省いた簡易的なシステムで粉砕することができます。これはセントリカッターが高い排風能力を持っていることから行えます。詳しいセントリカッターでの風味維持の調査結果は、技術資料にありますのでご覧下さい。

ラインナップ LINEUP

  • 型式ディスク径
    [mm]
    処理量
    [kg/h]
    モータ出力
    [kW]
    回転速度
    [min-1]
    質量
    [kg]
    UCM15015050-1505.512,000250
    UCM300300200-500228,000700
    UCM450450400-1,000455,5001,950

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